東レは十六日、滋賀事業場(大津市)と岐阜工場(岐阜県神戸町)で計約三十五億円を投資し、高級なスエード調の人工皮革「ウルトラスエード」の生産設備を増強すると発表した。
高級車や航空機の内装材のほか、スマートフォンのカバーなど向けに需要が拡大していることに対応し、来年九月をめどに生産能力を現在の約一・六倍に高める。
ウルトラスエードは触り心地や発色の良さが特長で、滑りにくい車のシートを作れるなど機能面でも優れているという。東レの担当者は「天然皮革の代替としての用途もあり、今後さらに成長が見込める」と話している。
アールエイチ産業医事務所
0コメント