124.こんな「仕事術」があるんですね【ゲオがロスに海外1号店 衣服など中古品売買?】

DVDレンタル大手、ゲオホールディングス(HD、名古屋市)は十二日、中古品買い取り販売店「セカンドストリート」の海外一号店を、米ロサンゼルスに開店する。古物商を営むための許可申請が遅れ、昨年四月だった当初予定からずれ込んだ。

 一号店はロスのファッション発信地で、古着店が集まるメルローズ通りに出した。約二百平方メートルの売り場に衣服やアクセサリーなど一万点以上を並べる。現地で買い取った商品は三~四割にとどめ、米国でも人気がある国産ブランドの衣服を日本から送ることで周辺の古着店と差別化を図る。

 同社によると、米国の古着市場は年間四千億円で、日本の三倍以上に上る。ゲオHDは国内で既に五百店以上を出していて、有望な立地が少なく、海外に商機を求めた。米国ではネットを通じた中古品売買は普及しているが、実店舗で扱う大手チェーンは少ない。販売品の品質の高さや、細やかな買い取り査定制度など、日本流のノウハウで顧客をつかむ。

 年内にロス周辺にさらに二店舗を出店する方針。二〇一五年十一月設立の現地法人「セカンドストリートUSA」の菊地雅浩最高経営責任者(CEO)は「日本のやり方は必ず通用する。東海岸や全米に店舗を広げていきたい」と意欲をみせる。

アールエイチ産業医事務所