医療機器の展示商談会「第四回メディカルメッセ」(名古屋商工会議所など主催)が六日、名古屋市千種区の吹上ホールで開幕し、医療機器メーカーや医療関係者らが商談を行った。七日まで。
中部のものづくり技術を生かし、医療分野を新たな産業の柱に育てようと二〇一五年に始まった。
今回は、医療機器メーカーや新規参入を目指す企業、現場で機器を使う大学など過去最多の百五十五社・団体が参加。IoT(モノのインターネット)やロボットを活用し、手術の安全性や効率を高める「スマート治療室」に関する講演などがあったほか、各ブースでは企業が自社の製品や技術などをアピールした。
手術室を再現し、装置や器具などを紹介する展示や、ロボットを使った介護支援などを体験できるコーナーも。二〇年東京パラリンピックの企画展示もあり、バスケットボール用の車いすなどを紹介した。
七日は、名古屋大などによる医療現場のニーズ発表会もある。名商の担当者は「新規参入を目指す企業に実際に医療機器や器具を見てもらい、現場のニーズを知ることで、参入のきっかけになれば」と話した。
アールエイチ産業医事務所
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