自動車部品メーカーの原田車両設計(愛知県みよし市)は、トヨタ自動車プリウスの一部車種に後付けできる電源装置とキャンピングトレーラーをセットで販売する。野外レジャーでの活用方法を提案して販売増を狙う。
後付け電源装置「ライフプラグ」は、百ボルト対応のコンセントをプリウスのトランクルームに取り付け、最大千五百ワットの電力が使用できる。一般家庭の日中の平均的な消費電力は千~千五百ワットのため、複数の家電を同時に使用する電力はまかなえる。
二〇一四年十月の発売から三年で六十台売れたが、災害時や野外レジャーで役立つ商品の魅力をアピールしようと、プリウスとキャンピングトレーラーを接続する使い方を提案。車内の広さが三畳分あり、トレーラーに冷蔵庫やエアコンなどを設置して給電すれば、リビング感覚で使うことができる。
まず来年一月三~五日に東急ハンズ渋谷店で福袋として販売する予定。ライフプラグは約二十万円、キャンピングトレーラーは本体のみで百万円(税抜き)、内装改修はオプションで八十万円。ライフプラグを設置できる車種は現在、一代前のプリウスと「プリウスα」のみ。今後はトヨタの他のハイブリッド車にも広げる。消費者の反応を見て本格的にセット販売するか検討する。
アールエイチ産業医事務所
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