112.こんな「仕事術」があるんですね【渋滞予測、スイスイ検索 中日本高速HP?】

年末年始の帰省ラッシュを前に、中日本高速道路(名古屋市)は渋滞が予測される区間をインターネット上で見やすく紹介したり、混雑時に適正速度の維持を促して渋滞の発生を抑えるなど、新たな対策に乗り出した。担当者は「交通量の多い時期なので無理のない安全運転を」と呼び掛けている。

 中日本高速は渋滞予測や回避のポイントを動画で紹介する自社サイト「渋滞スイスイTV」に「渋滞スイスイレーダー」と呼ばれる新機能を追加した。

 十二月二十八日午前零時から一月八日午後十一時までが対象で、日時を指定すると、渋滞が予測される区間が路線図上に示される。二十キロ未満は黄色、二十キロ以上は赤で色分けされ、一時間ごとに渋滞区間の長さや場所が刻々と変化する様子が見て取れる。

 中日本高速の社内資格「高速道路ドライブアドバイザー」を持つ交通技術チームの川島陽子サブリーダーらが企画した。

 スイスイレーダーはパソコンやタブレット端末などで確認できる。○○インターから○キロといった文字情報と異なり、渋滞の最後尾がどこに達するかも視覚的に理解できるのが特徴だ。

 川島さんは「予測に合わせて出発時刻を変更するなど、レーダーを活用して渋滞を避ける工夫をお願いしたい」と訴える。出発時刻を変更する人が増えれば混雑の平準化につながり、交通集中を避けられる可能性もあるという。

アールエイチ産業医事務所