名古屋市都心部の栄地区と名駅を結ぶ「三蔵通(みつくらどおり)」に、アート作品の展示やクリエーターの交流の場に利用できる施設が、二月一日に誕生する。開設するのは名古屋工業大の伊藤孝紀准教授(43)。通り一帯に、ソフトウエアやメディア関連などの「クリエーティブ産業」が集積するきっかけにしたい考えだ。
施設名は「クリエイティブラウンジ」。劇団四季の「名古屋四季劇場」に隣接する立体駐車場の一階をリノベーション(大規模改修)する。街づくり団体のアドバイザーを務める伊藤准教授の実践的な取り組みで、自身が主宰するデザイン事務所のオフィスも隣接させる。
ラウンジは原則、希望者に有料で貸し出し、広さはおよそ駐車場四台分の五十平方メートルほど。通りに面する壁を全面ガラス張りにし、街に開かれた空間にした。固定式のいすや机などはなく、パーティーやワークショップなどに自由に使える。
伊藤准教授は「ベンチャー企業家や技術者、デザイナーが交流することで、新たなアイデアや、街のにぎわいを生み出す場にしたい」と語る。
アールエイチ産業医事務所
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